気になる夏の電気代、どうしたら節約できる？

こんにちは。安部智香です。

そろそろ梅雨明け間近。
朝からセミの鳴き声が聞こえるようになりました。
梅雨が明けたら、いよいよ暑い夏がやってきますが、そうなると気になるのが電気代ですね。
この夏、電気代を抑えて快適に過ごすコツをお伝えします。

小さい節約より大モトを見直して

電気代を節約したいと思った時に、まず考えつくのが使っていない部屋の電気をこまめに消したり、リモコンではなく本体で電源を消したり、コンセントをその都度抜いたりすることではないでしょうか。
確かに、しないよりはした方がいいですが、これらの行動がストレスになってしまうのは困りますね。
そこで、このような細々とした節約より、電力会社を変えることで基本料金が下がる場合があります。

「電力・ガス自由化」とは

2016年4月から「ガス自由化」、2017年4月から「電力自由化」が始まりました。これにより、多くのガス会社や電力会社の中から自分で選んで契約ができるようになりました。

電力会社とガス会社を同じ会社にすることで電気とガスのセット割が利用できたり、インターネットやスマートフォンとのセット割が利用できたり、様々なプランがあります。自分にとってどのようなセットにするとメリットがあるのか、プランの比較をしてみるといいですね。

アンペアを変える

電気料金のプランを変えずに電気代を安くする方法としては、アンペアを変えるのも手です。

2020年7月現在、大手電力会社の一般的な家庭用40アンペアは1,144円ですが、30アンペアに変えると858円になり、1カ月当たり286円安くなります。
子どもがいる家庭や家族が多い家庭ではアンペアを下げるのは厳しいですが、1人暮らしの人は自分がどのような電化製品を同時に利用するか考えてみてはいかがでしょうか。

夜の電気代を安くする

共働きの夫婦で子どもがいない場合、昼間は誰も家にいないことが多いでしょう。そのような場合に、夜の電気料金が安くなるプランがあります。

オール電化の住宅に住んでいたり、タイマー付きの家電で深夜や早朝に家事ができたりする人は、夜に電気代が安くなるプランを考えてみるのもいいでしょう。

電力会社によって、電気代が安くなる時間帯やプランはいろいろです。昼間の電気代が割り増しになったり、基本料金が割高になっていたりする場合もあるので、自分の生活パターンと照らし合わせて見積もってみてくださいね。

自分でできることはやってみる！

契約を見直すのが難しいという人は、自分でできることをやってみましょう。

エアコンのフィルターの掃除

エアコンのフィルターが汚れていると、空気をスムーズに取り入れることができず、余分な電気代がかかります。
夏に冷房を使い始める前に、フィルターの掃除をしておきましょう。

除湿？冷房？

エアコンを利用する時、「除湿」か「冷房」か、どちらが電気代が安くなるのか気になるところですね。何となく除湿の方が電気代が安いと思っていませんか？

除湿機能には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」があり、「弱冷房除湿」を利用した場合は冷房より電気代が安くなりますが、逆に「再熱除湿」を利用すると冷房より電気代が高くなります。つまり、再熱除湿＞冷房＞弱冷房除湿の順で電気代が高くなります。
自分の家のエアコンの除湿機能を調べて、上手に使い分けましょう。

支出はトータルで考えて

ここまでは、夏の電気代を節約する方法をお伝えしてきました。
でも、支出はトータルで考えていきましょう。

例えば、夏の間は、お風呂にお湯を張らずシャワーで済ませることが多くなるという家庭もあるでしょう。
電気代は高くなりますが、逆に水道代やガス代は安くなっていませんか？
また今年の夏は、不要不急の外出を避けて家にいることが多いため、電気代が高くつきそう・・・と心配している人もいるのではないでしょうか。その分、交通費や外食費、交際費が減ることが予想されますね。

電気代の数字だけにとらわれず、1カ月の収入内で支出が収まっていればOKです。

電気代を節約したいために、暑いのに我慢して熱中症になったり、外出して万が一新型コロナウイルスに感染したりしたら大変です。
快適な生活を送るために笑顔で電気代を支払えるよう、自分でできる工夫をしていきたいですね。
健康第一で暑い夏を乗り切りましょう！