4月から始める! 手帳でカンタン家計管理

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今年こそ家計簿をつけようと思いつつ、挫折したという人もいるのではないでしょうか。
でも、まだ間に合います!
4月から始まる新年度に合わせて、お気に入りの手帳でお金の管理を始めましょう。

1月からの家計簿が続かないワケ

家計簿が続かない理由はいくつかあげられます。

□1円単位でつけようとして、計算が合わなくなってイヤになった
□費目の分類の仕方がわからない
□使途不明金がある
□クレジットカードや口座引き落としのつけ方がわからない

など、よく聞きますが、皆さんも思い当たるところがあるのではないでしょうか。

そして、特に1月から頑張ろう!と思っていたのに挫折うする原因が、これらに当てはまることが多いのです。
お正月を思い出してみてください。

「お年玉、年末に準備したから12月の支出になるの?」
「初詣でコインパーキングに停めて、家族でおみくじひいて、お賽銭入れて、お守り買って・・・でも、レシートがないからわからない」
「年末にクレジットカードで支払った請求書が届いたけど、1月の支出?」
「新春ブッフェ行ったけど、食費?交際費?」

などと、使途不明金が出てきたり、費目で悩んだり新年早々うんざりすることが多いですね。

これは「年末年始」という季節がら、特別支出が1年を超えて続いてしまうからなのです。

4月から始めるのがベター

1月から家計簿をつけようとして挫折してしまった皆さんも、諦めないでくださいね。
4月はリベンジするのにベターな月なのです。

会社員や公務員の夫や働く女性にとって、4月は収入や支出に変化がある月ではないでしょうか。

昇給したり、残業が少ない部署に異動したことで月収が減ったりすることもあるでしょう。
また、子どもがいる家庭では、子どもが入園したり私立の高校に進学したりして教育費が増える場合がありますね。
その他にも、4月から学年が変わることで、お稽古の費用が上がったり、逆に大学を卒業して学費の心配がなくなったりすることも。

このように、収支が大きく変わるタイミングで家計の管理を始めることで、1年間の予算や貯蓄の計画を立てることができるのです。

4月はじまりの手帳で楽々お金の管理

年末になると、書店や文房具屋さんでは家計簿や手帳がたくさん並びますね。最近では学生を中心に、4月はじまりの手帳も人気があり、種類も豊富になっています。
1月から家計簿をつけようとして続かなかった人にも、気軽に家計管理ができるのが手帳です。

手帳も、引き寄せ手帳や夢を叶える手帳など、様々な種類のものが販売されているので、自分のお気に入りの手帳を準備してくださいね。

まずは1年間のスケジュールを書きこんで

手帳の種類にもよりますが、だいたいは最初に1年間のスケジュールを書きこむことができる見開きのページがあると思います。まずはそのページに1年間のお金の予定を書き込んでいきます。

例えば
4月  固定資産税
5月  車税金
8月  帰省



などと、去年のことを思い出しながら書いていきましょう。

年末から年始にかけて必要なお金は、ざっくり「年末年始特別支出」として管理すればOK。4月始まりの手帳だからこそ、12月と1月の支出を1冊で管理することができます。そうすることで、お賽銭の額やコインパーキングの額に神経質にならずにすみますね。

去年の特別支出はほとんど今年も同じ時期に特別支出となります。 この金額がわかれば、年間で特別支出を準備することができるので、その月になって給料から遣り繰りできずに困ることがなくなります。

毎日すること

毎日のお金の管理は、手帳のウイークリーのページを利用します。

家計簿を挫折した人にとって苦手な費目に分ける必要はありません。
財布の中からレシートを取り出して、毎日メモをするだけでOKです。
もし、○○payやクレジットカードで支払ったものがあれば、「今日使ったお金」として財布からお金を出して封筒などで管理しておきましょう。そうすれば、翌月引き落としの時にお金が準備できているので慌てずに済みます。

毎週すること

週末は、毎日メモをした金額を全部足して1週間の支出を合計しておきます。7日分の足し算をするだけなので、すぐにできます!
その時に、「今週ムダだったな」と思う支出をチェックしておいてください。例えば、コンビニで毎日お茶を買っていたなら、来週は家から持って行くようするなど、少しの見直しで改善できることはしていきましょう。

毎月すること

給料日の前日には、1週間の合計をさらに足して、1ヵ月の支出の合計を確認します。 この金額は、1カ月間現金でやりくりした支出で「変動費」です。
そして、現金だけでなく口座から引き落とされた固定費もメモしておきましょう。 家賃や水道光熱費、携帯代なども合計して1ヵ月の収支を確認します。

これだけで、家計簿をつけなくても毎月のお金の流れを記録することができます。
数カ月続けてみて、もし毎月赤字が続くようであれば固定費を見直すなど、早めに改善していきましょう。


もうすぐ4月。
今年も家計簿を挫折した・・・と言う人も、ぜひ新年度から楽しくお金の管理をしてみてくださいね。





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この記事を書いた人

安部 智香

安部 智香

安部智香ファイナンシャルプランニングオフィス代表。
ファイナンシャルプランニング技能士2級
AFP(日本FP協会認定)
一種外務員資格

1967年生まれ、京都市在住の
松田聖子ちゃんの大ファンの女性FPです。

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