アメリカで誕生したクレジットカードは現在、世界中で普及しています。
日本も例外ではなく、通信網が整備されたことにより、日常の買い物でもカードを使うのが当たり前になったと言えるでしょう。
その一方でお得な使い方が広く知られているとは言い切れないのも事実です。
日々の暮らしにゆとりを持たせるためにも、クレジットカードの上手な使い方を学びましょう。
クレジットカードの魅力はポイント付与にある
カード利用で付与されるポイントについて
ポイント付与のサービスはクレジットカード選びでは無視できない事柄です。同じ金額の利用でもポイントの有無で利便性が大きく変わると言えるでしょう。
ポイントはカード会社が管理する金券のようなもので、ポイントの数値が現金と同じ扱いになります。
ポイントは特定の物品と交換したり、カード利用の際に現金の代わりに使うなどの方法で消費するのが一般的です。
また、ポイントの還元率はカードごとに異なります。
同じカード会社でも発行するカードによって付与されるポイントの数値が異なるので、還元率にこだわってカードを選ぶ際は注意が必要です。
ポイント還元の仕組み
物品やサービスを購入した際にカード決済を行うと、店舗はカード会社に対して加盟店手数料を支払います。
カード会社は受け取った手数料の一部をポイントとしてカード利用者に還元する仕組みです。
還元率は金額の0.5パーセントほどが普通ですが、カードによっては1パーセント以上のポイントが付与される物もあります。
ポイントで得をするなら還元率にこだわる
クレジットカードをお得に使うならポイントの還元率にこだわることが重要と言えるでしょう。
同じ金額をカード決済するならポイント還元率が高いほど得をするので、カードを頻繁に使う人なら還元率にこだわるのが上手な使い方です。
その一方で還元率の高さを謳うカードは年会費が高い物もあるので、還元されるポイントの数値と年会費を比較することを忘れてはいけません。
付与されるポイントの上手な使い方
ポイントで交換できる物について
クレジットカードを利用した際に付与されるポイントは食料品や家電製品、商品券などと交換することができます。また、他社のポイントプログラムに移行させるのも上手な活用方法と言えるでしょう。Tポイントやdポイントなどの共通ポイントは利用できる店舗が多いので便利です。
また、店舗によっては共通ポイントは使用できてもクレジットカードは使用できない所もあるので、そういった意味でもポイントプログラムの移行はお得な使い方です。
しかし、ポイントの交換レートは必ずしも同数とは限りません。100ポイントを他社のポイントプログラムに移行させても同じ100ポイントにはならないこともあります。
レートの割合はカード会社の規約で変更されることがある他、交換可能な相手先も変更されることも珍しくないので事前の確認を忘れてはいけません。
付与ポイントには有効期限がある
ポイントはカード会社が管理する金券のような扱いですが、その多くに有効期限が設定されています。
せっかく大量のポイントを貯めても期限切れで使えなくなってしまうおそれがあるので注意しなければいけません。特に何らかのキャンペーンなどで付与される臨時ポイントは有効期限が短いケースが多いのでこまめな確認が不可欠です。
また、臨時ポイントは使い方も制限されていることが多いので併せて注意します。多くの場合、他社のポイントプログラムへの移行やカード利用分の金額の返済には使用できないので、その他の方法で消費するように心がけます。
ポイントを貯めやすいカードの特徴
対象者が限定されているカードはポイント還元率が高い
クレジットカードによっては特定の年代や性別に限って発行できる物があります。
対象者が限られているカードはサービスが充実している物が多く、特にポイント還元率は非常に高いと言えます。
また、年会費を支払う必要があるカードもポイントが多く付与されますが、カードの利用金額が少ないと年会費の支払い分だけ損をする形になってしまうので、その点を踏まえて慎重に判断しなければいけません。
頻繁に利用するカードほどポイントを貯めやすい
ポイントを多く貯めるならカード利用の機会を増やすのが効果的な方法になります。
買い物の支払いだけではなく、水道や電気などの公共料金の支払いをカード決済にすることでポイントを多く貯めることが可能です。
また、貴金属や車など高額な品物を購入する場合もカード決済で多くのポイントを得ることができますが、分割払いやリボ払いにするとその分だけ返済額が多くなります。
付与されたポイントの数値以上の出費になってしまうこともあるので注意が必要です。
ポイント還元率と使う頻度が決め手
クレジットカードは使えば使うほどポイントが貯まりますが、還元率とカードを使う頻度を照らし合わせることが重要になります。
還元率が高い方が得と言えますが、そのようなカードの多くは年会費を支払う必要があるのも事実です。
日々の暮らしの中でどれだけカードを使うか、付与されるポイントの数値はどれだけかを正しく把握することが最適なカードを選ぶ決め手なのは間違いありません。