家計管理で大切なこととは?
皆さんは家計をどう管理していますか?夫婦で別々に管理する、あるいは夫・妻のどちらか一方が管理するなど、家庭によってそれぞれだと思います。また、家計簿をつける、アプリで記録する、など管理の仕方も様々です。
しかし、ただ家計簿をつけるだけ、アプリに入力するだけでは、一か月の大体の支出は把握できても、無駄な出費に気づかないままになってしまう事があります。
家計簿をつける、アプリに入力することが目的ではなく、入力をした後にしっかりと見直すことが大切です。何にどれくらい支払っているのかを明確にし、よりよい家計になるよう行動すること、それが家計簿やアプリを使うの本当の目的です。
しかし、買い物の度に家計簿をつけることが面倒になってしまい、なかなか続かない…という方も多いと思います。家計管理を継続するためには、無理なく、楽しみながらすることが大事です。
そこで、続けていくためのコツを紹介していきたいと思います。
家計管理を続け、楽しむためのヒントがSNSには詰まっている
InstagramやTwitterなど、普段利用しているSNSには、家計管理を楽しく続けるためのヒントがたくさんあります。家計管理の方法はもちろん、家計簿の付け方や節約レシピなど、いろんな方の投稿があります。
筆者も、よくSNSで節約レシピを調べたり、家計管理の方法を調べて参考にしています。色々な投稿がありとても勉強になりますよね。
では実際にSNSを家計管理にどう活かせるのか、少し覗いてみましょう。
家計を公開する
最近、SNSに家計を公開する人が増えています。月ごとの収支や貯蓄額など、素敵なグッズや文房具と一緒に写真に撮ったり、ブログ並に状況を綴ったりと多彩な投稿があります。
家計簿をつけるのが面倒になり、つい後回しにしてしまう方も多いと思いますが、SNSに家計を公開することで、他の人に見られているという緊張感が生まれ、継続しやすい状況を作ることができます。
自分の投稿を他の人に見てもらうことで、モチベーションがアップし、意識して節約に取り組むことができます。
また、コメント欄などでアドバイスをもらうことで無駄に気付き、より良く改善できるかもしれません。
魅せる家計簿とは?
市販の家計簿を使用している方は多いのではないでしょうか?項目ごとに分かれており、簡単に記入ができるものや、可愛い・おしゃれなデザインのものなど、様々な種類の家計簿が販売されています。
中には手帳やノートを使った、自作の家計簿をつけている方もいると思います。市販の家計簿はあらかじめ項目が決まっていますが、自作の家計簿は自分でカスタマイズできますし、シールなどを使ってデコレーションし、自分だけのオリジナル家計簿を作ることができます。
また、コツコツ記入することでお金をどのくらい使ったのかが分かり、お金の流れをしっかり把握できるのもメリットの一つです。
さて、「づんの家計簿」という言葉を聞いたことがありますか?Instagramで話題となり、書き方を真似する人も大勢いるほど注目されています。今では多くの人が家計簿をSNSに投稿していますが、その火付け役となったのが、この「づんの家計簿」なのです。
づんの家計簿は、主婦のづんさんがオリジナルで考案した家計簿です。書き方がとても簡単なので、手書きの家計簿を書いてみたいけど、「どんな手帳やノートを使ったらいいのか分からない」「どうやって書いたらいいの?」と思う方におすすめです。
づんさんは、A5サイズの方眼ルーズリーフを使用しています。書き方はとてもシンプルです!順番に見てみましょう。
①毎月の固定費をすべて書き出す
家賃、光熱費、保険料など、毎月の固定費をしっかり把握できていますか?固定費を把握することで、収入からいくら生活費に回せるのかを予測できます。まずは固定費をざっと書き出してみましょう。
②今月の予定を把握する
冠婚葬祭、友達とランチなど、支払いのありそうなイベントが分かっている場合はあらかじめ書き出します。そうすることで、他の日にお金を使いすぎないよう意識することができます。
③毎日の出費を書き出す
食料品や日用品など日々の出費をコツコツ書き出すことで、何にいくら使ったのかが分かり、家計簿が合わない!ということが無くなります。
④総収入、総支出を集計する
一か月か終わったら、総収入と総支出を計算し、黒字か赤字かをしっかりと確認しましょう。「もっとこうしておけば良かった」と改善点を見つけたり、反対に良かった点を見つけて、次の月も継続していけるようにと意識することができます。
手書きの家計簿は難しいイメージですが、づんの家計簿は書き方が簡単、そして見やすく、自分好みにカスタマイズすることによって「魅せる」家計簿も実現できるかもしれません。
まだ家計簿に取り組んでいないという方は、まずは1か月を目標に、楽しんで真似してみるのもおすすめです。
家計管理グッズも探せる?
また、SNSには家計管理をより便利にしてくれるグッズもよく紹介されています。自分の家計管理方法に合うグッズが見つかるかもしれません。
どんなものが投稿されているか、いくつか例を挙げてみます。
①やりくりポーチ
あらかじめ設定した予算を週ごとに袋分けにし、会計時はそこから出します。クリアポケットにしまうので、使えるお金が一目で分かりますし、カードポケットや通帳がしまえる大きめのポケットが付いたものがあり、持ち運びもしやすくとても便利です。
余ったお金はまたクリアポケットにしまい、その中でやりくりをするので、無駄な出費を防ぐことができます。
雑誌の付録にもなるほど注目されているアイテムです!
②コインケース
やりくりポーチで余ったお金は、次の月に持ち越さないようにし、コインケースにしまいます。コインケースに毎月入れる金額を5,000円、10,000円などと決めておき、やりくりポーチで余ったお金に、不足分を足します。
郵便の代引きや、学校の集金の時など、生活費以外の急な出費にも備えられます。手元に小銭がない!ということが無くなります。
③通帳ケース
夫婦それぞれの通帳、貯蓄用の通帳、子供の通帳など、増えてしまうと管理が大変ですよね。通帳ケースを使うことでスッキリまとまりますし、無くす心配もありません。ネット通販にも様々なデザインのものが販売されています。
④セクションファイル
給与明細や公共料金の明細書などを、種類ごとに分けて管理できる便利アイテムです。100円ショップにも売っており、低価格で購入できるのが嬉しいですね。
これらの他にも、お気に入りのペンや電卓、ノートを使うことで、楽しく家計管理が続けられます!
もしSNSで公開するのなら注意点も
SNSは匿名で活用している限り、個人を特定されにくいと思われがちです。
しかし、インターネットは全世界の人に見られてるということを忘れてはいけません。
SNSで家計を公開するのであれば、レシートの写真をそのまま投稿したり、投資額、資産額を公開しすぎないようにしましょう。
レシートにはお店の住所が載っているので、写真をそのままSNSに公開すると、場所が特定されてしまいます。いくつかのレシートを載せることで、生活圏が特定されてしまうかもしれません。
また、投資額や資産額をありのまま公開してしまうと、詐欺など思わぬトラブルに繋がる可能性があるので注意しましょう。
まとめ
SNSには、家計管理の仕方や家計簿の書き方など、参考になる情報がたくさんあるので、その中から自分に合ったやり方が見つかるかもしれません。
自分なりにアレンジする、お気に入りの家計管理グッズを使うなど、家計管理を楽しむことが継続するためのコツです。
また、自分自身が行っている家計管理の方法をSNSに投稿し、多くの人に見てもらうことで、モチベーションアップに繋がりますし、他の方の意見を聞くことができます。
知り合いにはなかなか相談しにくい内容も、SNSなら気軽に相談できるかもしれません。
SNSは自分の知りたい情報がすぐに調べられますし、いろいろな人の家計簿を参考にできるのでとても便利ですが、正しく使わないと思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
個人情報をあまり公開しすぎないように注意しましょう。
是非、SNSで家計管理の方法を調べ、参考にしてみてくださいね。