こんにちは。安部智香です。
そろそろ夏のボーナスシーズンが近づいてきました。
今年はボーナスで何を買おうかワクワクしている人がいる一方で、今年はもらえるのかな・・・と心配している人もいるでしょう。
今回はボーナスの仕組みと、ボーナスの上手な使い方をお伝えします。
・会社員
・新入社員
・ボーナスをもらってもいつもすぐになくなる人
そもそもボーナスの仕組みは?
日本では、毎月の給与とは別に、ボーナスが夏と冬の年2回支給されることが多いです。
一般的に、夏のボーナスは10月から3月の勤務の評価に応じて支払われます。
また、冬のボーナスは4月から9月の勤務に対して支払われます。
通常、ボーナス支給額は、1カ月当たりの所定内給与に支給月数を乗じて算出される場合が多いです。例えば、「基本給×2カ月」という場合、基本給が25万円だとすると、25万円×2カ月=50万円の額面となります。
そして、その金額から税金と社会保険料が差し引かれて支給されます。ざっくりですが、額面の約8割程度が手取りだと思っていてくださいね。
ボーナス、もらえないこともある?
今年は新型コロナウイルスの感染拡大による業績悪化により、所定内給与も支給月数ともに悪化が予想されています。
さらに、4月から9月の業績は、さらに悪化する見込みです。
ということは、もしかしたらボーナスがもらえなかったり、減額されたりすることもあるのでしょうか。
実は、ボーナスは労働基準法で定められているものではなく、勤務先の就業規則で決められています。就業規則に「業績によってはボーナスを支給しない」というようなことが記載されていると、会社側は、業績が悪化している場合はボーナスを支給する義務はありません。まずは、皆さんの勤務先の就業規則を確認しておいてくださいね。
新入社員は要注意!
先ほど、夏のボーナスは、10月から3月の勤務の評価に応じて支払われるとお伝えしました。
ということは、今年4月に入社した社員は夏のボーナスはどうなるのでしょうか。
新入社員は「寸志」がほとんど
産労総合研究所の「2019年度決定初任給調査」によると、88.1%の企業が「何らかの夏季賞与を支給しています。支払方法で最も多いのは、64.5%が「寸志」です。
気になる平均支給額は、大学卒が87,636円、高校卒が69,064円です。
新入社員の人は「もらえたらラッキー」と考えておくといいのではないでしょうか。
上手なボーナスの使い方
毎月の給与以外で手にするまとまったお金。
気が付いたら使ってしまいなくなっていた、ということは避けたいですね。
①まずは計画をたてて
夏休みの旅行や帰省、買いたいと思っているものなど、どのくらいお金が必要かを書き出してみてください。
その時に、固定資産税や車の税金など、年間に必要な特別費も整理して、ボーナスの一部で準備しておくなどの計画も立てるとベストです。
そして、必要な金額が分かったら、そのお金をキープしておきましょう。
②借金を返済する
次に考えたいことは借金を返済することです。
例えば、クレジットカードのリボ払いをしている人は、毎月同じ金額を返済するため実感がないかもしれませんが、かなり高い金利を支払っています。残金をまとめて返済できるのであれば、まずは借金をなくしてしまいましょう。
③先取貯蓄はマスト
必要なお金をキープして借金を返済したら、残りのお金は使ってもいいのでしょうか。
残ったお金を全部使ってしまったら、なかなか貯金ができません。また、残ったら貯金しよう・・・では、気が付いたらボーナスを全部使ってしまっていて「貯金ができなかった」と罪悪感を持つのも悲しいですね。
そうならないためには、先取貯蓄をしてしまいましょう。
「ボーナスの〇割」と決めて貯蓄をするのもアリですし、毎月の給与の先取貯蓄に、ボーナス時は増額する手続きをしておくと、自動的に先取貯蓄ができます。
先取貯蓄をして残ったお金は何に使ってもOK♪
毎月仕事を頑張った自分へのご褒美として、罪悪感なく使ってくださいね。