キャッシュレス時代・超基本!クレジットカードの選び方

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買い物していると、ネットでも店舗でも様々なサービスがクレジットカードを作るよう勧めてきます。

ですが、勧められるままにカードを作れば際限なく増えてしまいます。

クレジットカード所有者の平均所持枚数は2~3枚と言われています。実際、この所持枚数が利便性や管理のしやすさで妥当な枚数です。

比較するポイントを押さえ、数あるクレジットカードの中からあなたに合ったカードを選びましょう。

入会特典やポイントで比較する

クレジットカード会社や連携したお店は、利用者が増えると売り上げが上がるというメリットがあるので、カード入会時に様々な特典を付けて利用者を増やそうとしています。

クレジットカードをとりあえず一つ持ちたいのであれば、入会特典が豪華なカードを選ぶというのも一つの選び方です。入会費や年会費無料のカードなら、手続きの面倒さや管理の手間以外に、カードを作ること自体で利用者にデメリットはありません。入会特典を利用してお得な買い物をしてもいいでしょう。

ただ、入会特典にばかり惹かれて飛びつくとカードはどんどん増えてしまいます。また、入会特典をもらえるのは入会時の一度きり。

そこで、今後そのカードを使い続けることで得られるメリットも比較しましょう。

カードで買い物をすると、利用額に応じてポイントが貯まるものがあります。ポイント還元率(何円の買い物につきどれだけポイントが貯まるか)や、カード提携するお店をよく利用するかを考えましょう。

よくよく見るとポイントを利用する先が限られていたり、ポイント還元率が低く、なかなかポイントが貯まらないということもあり得ます。割のよくないカードを複数所持すると、カード利用によるポイントは分散され、ますます利用しにくくなってしまうので避けたいところです。

ポイントアップのキャンペーンを定期的に開催したり、カード利用者特典があったりと、継続してメインで使うことでポイント付与やキャッシュバック率、カード利用者優遇度の高いものを選びましょう。

よく買い物をするお店やショッピングサイトの提携カードであれば、お得な買い物ができるでしょう。

年会費無料のカードなら管理が楽

多くのクレジットカードは、入会費、年会費は無料です。

現金を用意せずに買い物ができるのは利用者にとって便利ですし、ネットショッピングもカード払いなら簡単です。カード会社から請求される支払い日まではカード会社が立て替えてくれています。

このようなサービスを受けながら年会費無料なのは、カード会社は加盟店から手数料をもらい儲けているからです。

お店側はカード会社に手数料を払ってでも、カード決済を取り入れるメリットがあります。客にカードを利用してもらうことで大きな額の買い物をしてもらい、レジの清算もお釣り要らずで効率的になります。カードが使えることで、客を逃がさないようにしたいのです。

中には年会費のかかるカードもあります。入会費は入会時の一度きりの支払いですが、年会費は毎年支払わなければならないので十分注意しましょう。

このようなカードは利用者へのサービスの還元も大きいです。優待価格で宿泊できたり、空港のラウンジが使えたりといった特典がつくこともあります。大きな額の買い物をする人や飛行機でよく旅行する人など、消費額が大きい人、利用者特典が自分の生活と馴染む人は選んでもよいでしょう。

年会費がかかるカードにも、一定額利用することで年会費が無料になる、初年度のみ年会費が無料になる、というケースもあります。ですが、メインの一枚としてそのカードをしっかり使う予定がなければそういったことは忘れがちになります。

基本的にその額の年会費を支払いたくない人は、最初から年会費無料のカードを選ぶのが無難と言えそうです。

クレジットカードに付帯している保険を比較する

クレジットカードには、様々な保険が付いています。

これは、別に保険料を払って保険に加入手続きをとらなくてもカードを所持することで自動的についてくる保険で「自動付帯保険」といいます。保険の有無や内容(適用条件、適用範囲、補償額)はカードによって違うので、比較しましょう。

また、カードで支払いをすることが保険適用の条件になることがあります。これを「利用付帯」といいます。保険の種類としてはショッピング保険、クレジットカード盗難保険、海外旅行保険などがあります。海外旅行保険が利用付帯の場合は、旅行の交通費や宿泊費をそのクレジットカードで支払いすることが、保険適用の条件になるといった具合です。

盗難保険は、万一クレジットカードが盗難にあい不正利用されても、損害額を補填してくれるというものです。ショッピング保険はクレジットカードで購入した商品が事故で損害を受けたとき、その商品に対し補償されます。

海外旅行保険は旅行中の怪我や病気の治療にかかった費用や所持品の破損、紛失が補償されます。海外でカードを使いたい人には、カード選びに海外旅行保険がついているかは大きな比較ポイントとなるでしょう。

メインで使うカードを決めてメリハリのあるクレジットカード使いをしよう

クレジットカードは、利用者に審査があるとはいえ作ろうと思えば何枚でも作ってしまえます。だからこそカードは比較して選び、自分に合ったメインで使うカードを決め賢く使いましょう。

慣れたらメインのカードにないメリットを持つカードをサブで使い分けると良いでしょう。

クレジットカードには特典があり現金よりお得で保険もついています。有効活用できるかはそのカードについてよく知っていることが大切です。

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この記事を書いた人

マネ賢 マネ賢

マネ賢

マネーの賢泉事務局アカウントです。これからも役立つコラムを公開していきます!