昨年から続くコロナ不況もあり、今はとにかく支出を減らしたい、その為には節約をしたいと考えられている方も多いのではないかと思います。
そうでもなくても、欲しいものを買うため、旅行に行くため、また、将来安心して過ごすために、少しでも多くお金を貯めたいですよね。
最近はレジ袋が有料となり、エコバッグを持参している方も多いと思います。また、お弁当を作って持っていく、スーパーの特売日に買い物に行く、など、普段から意識して取り組んでいる方もいると思います。
しかし、なかなか大きな変化が分かりにくいです。
では、節約にはどんな方法が効果的なのでしょうか?また何から始めればいいのでしょうか?
そこで、節約について考えていきたいと思います。コツを身に着け、節約上手を目指しましょう!
節約を成功させる「考え方」とは?
まず節約方法を考える前に確認しておきたいのが、「何のためにお金を貯めたいのか」という節約の目的です。
今の家計を赤字にしたくない、旅行に行きたい、老後の資金を貯めたい…節約したい理由は人により様々ですが、自分の理由は何なのか?
具体的な金額の目標があればベストですが、そこまで考えられなくてもまず、何のために節約したいのかは是非確認しておきましょう。
そこを確認せず、理由なくなんとなく闇雲に、というのが一番遠回りなのです。モチベーションも上がらないばかりか、節約が思うように進まない時に不安になってしまい、悪循環を生んでしまいます。
節約の具体的な方法を伝授します
目的も確認したところで、節約に挑戦してみましょう。
効率良く節約するにはどうすればいいか、順番に説明します。
①1ヶ月の支出を把握する
一か月にかかる食費や生活費、保険料やカードの支払いなど、一か月の支出を把握できていますか?
できていなければまず支出を把握し、何にいくら使っているのかを見直してみましょう。そうすることで、無駄に気付けるかもしれません。
家計簿や手帳などに使った金額を記入したり、家計簿アプリを活用するのも良いでしょう。家計簿アプリは入力が簡単で、自動的にグラフ化してくれるので家計管理にもおすすめです。
節約実行中も支出の把握を続けるのがおすすめです。節約の効果を金額で確認できますし、もし効果を実感できればモチベーションも上がります。
②固定費を見直す
携帯料金や、保険料を見直してみましょう。
忙しいとつい後回しにしてしまいがちですが、固定費を少しでも下げることができると、1年間ではとても大きな差が生まれます。
最近では格安SIMを取り入れている携帯会社が多くあります。今利用している携帯会社から、格安SIMに乗り換えるのも1つの方法です。
プランによって携帯料金も大きく変わります。例えば、あまり通話をしないのに、かけ放題のプランに入っており、無駄に携帯代を支払っている場合があります。LINEなど、無料で通話できるアプリも活用してみましょう。
また、以前に有料プランで会員登録していたアプリから、毎月自動的に引き落とされている可能性があります。筆者も以前、あまり使わなくなったアプリを、有料プランで会員登録したままにしており、毎月支払いをし続けていたことがあります。面倒で後回しにしていましたが、すぐに解約しておけばよかったなと、後悔しました。
保険料も同じです。生命保険や自動車保険に加入している方は多いと思いますが、今加入している保険の種類の見直しもおすすめです。不必要な項目や、内容が重複している保障があるかもしれません。
③日頃のちょっとした出費に気を付ける
必要なものを買ったついでに今必ず必要でないものも買ってしまったり、ということはありませんか?
少ない出費だから大丈夫…と思っていても何度も続くと意外に大きい額になっていたりします。
これは「今、節約中だ」ということを頭の片隅に置いて行動するだけで解消できることが多いので是非意識してみましょう。
「上手な節約」そのコツは?
節約をする際の一番のコツは、「継続できる方法で節約する」ということです。
先ほど節約を意識することについて述べましたが、頑張りすぎて取り組むとかえってストレスになってしまい、逆効果になってしまうこともあります。そうならないために、意識もしつつ無理なく節約に取り組むことが大切です。
お金を使いすぎない仕組みを作る、またゲーム感覚で楽しむという気持ちを持つのもとても良いですね。
次に継続するためのポイントを具体的にいくつか紹介していきたいと思います。
①手間をかけすぎない
例えば、スーパーをはしごすることです。はしごすることによって、数百円の差は得られますが、その分時間や手間、ガソリン代がかかってしまいます。
また、ストックを多く持ちすぎることも、あまりお勧めしません。冷蔵庫や、収納スペースの場所を取ってしまいますし、使いきれずに賞味期限が切れてしまった…なんてことも。そのため、買いだめはしすぎないようにしましょう。
②食費は削らない
食費は一か月の支出の中でも大きな割合を占めています。
節約のため、まずは食費を削ったほうが良い!と思われがちですが、食費を削ることは、あまりおすすめできません。
食べたいお菓子を我慢して一切買わないようにする、また、安い食材を使うおかずばかりになってしまうなど、今まで食べていたものを変えることは、知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまいます。
食は健康な生活にもつながってきます。体調管理のためにも、食費の節約を一番に考えないことが大切です。
③財布の中身をチェック
財布にお金をたくさん入れていると、つい使ってしまうので、必要最低限の金額をいれるようにしましょう。もしもの時のために、キャッシュカードも持ち歩いておくと安心です。
最近ではキャッシュレス化が進み、クレジットカードや携帯で簡単に支払いを済ませることができます。実際、利用している方も多いのではないでしょうか?
キャッシュレスでの支払いは現金で支払うより楽ですし、ポイントが貯まるので、うまく活用することで節約につながります。
しかし、クレジットカードを何枚も持っていると、どのカードにどれくらいのポイントが貯まっているのかが分からなくなり、ポイントの有効期限が知らないうちに切れてしまう事もあります。普段使うクレジットカードを最小限にすることで、効率よくポイントを貯めることができます。
また、固定費の引き落としをクレジットカードにすることで、ポイントをさらに効率よく貯めることができるのでおすすめです。
年会費を払わなければならないクレジットカードは、あまりおすすめしません。年会費を払う分の特典が自分には必要か、うまく活用することができそうか良く考えて加入すると良いでしょう。
まとめ
節約を上手にするための考え方や実践方法を解説してきました。
目的をもってモチベーションを保ち、無理なく継続的に節約に取り組むことが大事です。
是非、今日から実践してみましょう!