受験生の親必見!受験生の親が子どもにしてあげられること

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こんにちは。新田真由美です。

12月に入り、今年も残り少なくなってきました。

コロナの影響はあるものの、世間一般の方は

クリスマスやお正月の準備などでソワソワしていることでしょう。

我が家は次男が大学受験を控えていますので、今年はクリスマスもお正月もない状況です。

毎日、子どもの表情を見ては、

今日は元気だなとホッとしたり、

今日はうまくいかないことがあったのかなとモヤモヤしたり

そんな毎日です。

勉強に関しては、親としてはただ見守るだけしかできません。

それでも、受験前の出願やお金の準備、

試験会場までの交通手段や宿泊先などの手配などなど

親がしてあげられることはたくさんあります。

我が家では4年前に長男が大学受験をしていますので、その時に思ったこと、

受験生の親が子どものためにしてあげられることなどについてお伝えしていきたいと思います。

この記事が役に立つ人

・受験生のお子様がいる方
・受験の準備はどんなことが必要か知りたい方
・進学のためのお金が準備できていない方

受験から入学までのスケジュールを把握しましょう

受験までのスケジュールを把握

まず、受験までのスケジュールを把握しておきましょう。

大学入試は、大まかにですが下記の流れのスケジュールとなっています。

1月から3月にかけてお子様も佳境に入りますが

親も入試のスケジュールを把握しておかないといけません。

出願日程、出願方法、出願に必要な書類を確認

今の時期、募集要項を各大学から取り寄せ、出願の日程や出願方法、必要書類を確認しておきましょう。

最近は、大学のホームページから募集要項をダウンロードする学校がほとんどです。

パソコンやスマホの画面だけで確認すると見落とすこともありますので

印刷をして読むことをお勧めします。

最近ではほとんどの大学がインターネット出願となっていますが、

出願に必要な書類は郵送となっています。

募集要項をしっかり読んで、出願に必要な書類を準備しておきましょう。

出願に必要な書類
□調査書
□共通テスト成績請求票
□英語検定試験のスコア表または合格証(必要に応じて)
□出願用写真(データの場合もある)

英検の成績が加点される大学を受験する場合は英語検定試験のスコア表、合格証を事前に準備しておきます。

国公立大学の出願には共通テスト成績請求票が必ず必要です。

共通テスト成績請求票は、私立大学でも大学共通テストを利用する場合には必要になってきます。

共通テスト成績請求票は共通テストの受験票と一緒に12月15日ごろに送られてきます。

共通テスト成績請求票は国公立前期・後期、私立、推薦、AOと受験方法によって異なりますので

間違えないように提出しましょう。

画像出典元:独立行政法人大学入試センターホームページ

受験料の振込期限と書類の提出期限を確認

出願に必要な書類が準備できたら、

期限内に受験料の振込と書類を郵送します。

私立大学の場合、同じ大学でも学部学科、一般入試、共通テスト利用とで

出願のスケジュールが異なっている場合もありますので、

間違えないように確認しておくことが大事です。

受験会場までの交通手段、宿泊施設の確保

受験する大学が近い場合は問題ないのですが、他県の大学を受験する場合は

事前に交通手段と宿泊施設の確保も必要になります。

飛行機や新幹線などを利用する場合、早割などを利用することで費用を抑えられますので、

受験が決まったらすぐに交通機関の手配をしましょう。

ホテルも受験シーズンになると予約が難しくなります。

早め早めに予約をしておきましょう。

受験には親も一緒に行く?どうする?

私は長男の受験の時は隣県でしたが、前日から長男と一緒に行きホテルに宿泊しました。

最初は、高校生にもなって親が一緒に行くのは甘やかしすぎかなとは思いましたが、

前日の夜と当日の朝、ご飯を一人で食べている受験生の表情が緊張してこわばっているを目の当たりにしたとき、

やっぱり一緒に行って、長男が少しでもリラックスできたのはよかったと思いました。

ご家庭の考え方もあるかと思いますが、

なれない場所で受験をするわけですから、お子様も不安でいっぱいです。

一緒に行くことが可能であれば、お子様も心強いのではと思います。

余談ですが、長男が試験を受けている間、私は長男が下宿する部屋を探しました。

最近では、合格後に下宿探しをするのではなく、受験当日に下宿探しをするようですね。

気に入った部屋が見つかったら、その場で仮契約をし、合格発表当日に不動産屋に合否の連絡を入れ、

合格の場合はそのまま本契約、不合格の場合はキャンセルになるので、ありがたいシステムだと思いました。

試験当日も親はいろいろとすることありますよ。

合格後の入学手続きは?

大学の合格発表が終わったら、すぐに入学の手続きが必要になります。

私立大学はたいていの場合、国公立大学の前期試験の合格発表の前に入学金の一部または全額を振り込むことになります。

複数合格した場合は、合格した大学にすべて振り込むわけにもいかないので、

どの大学の入学手続きを進めるか優先順位をお子様と事前に話し合っておきましょう。

合格後の入学手続きの期間は1週間ほどと、とても短いです。

その間に必要書類を提出し、入学金、場合によっては前期の授業料を振り込みます。

この期間に手続きが完了しない場合は、合格しても進学できなくなります。

合格後、すぐに手続きできるようにお金の準備をしておきましょう。

入学金などのお金が準備できない場合は?

もしも、すぐに現金が準備できない場合は、国の教育ローンなどを利用する方法もあります。

国の教育ローンなどを利用する場合は事前に金融機関の審査が必要になります。

金融機関の審査は3週間ほどかかりますので、利用を考えている方は早めに申し込みをしておきましょう。

尚、奨学金を申し込んでいても、奨学金は入学後に手続きをしますので

入学前には間に合いません。その点注意が必要です。

合格後のスケジュールと一緒にいつまでにいくら必要か

カレンダーや手帳に書き込んで、そのお金をどこから準備するか書き込んでおくといいですよ。

長男の大学受験にかかったお金

参考までに4年前我が家の長男の大学受験にかかったお金です。

  • センター試験検定料 18,800円
  • 国立大学二次試験受験料 34,000円(17,000円×2)
  • 交通費 7,200円
  • ホテル代 15,500円
  • 切手代、書留代 2,424円
  • 入学金 282,000円
  • 切手代、書留代 1,700円
  • 前期授業料 267,900円(5月に口座引き去り)

長男は私立大学を受験していません。

もしも私立大学を受験する場合は、

上記の金額のほかに受験料が1校につき35,000円~

入学金が20万円~かかるようになります。

入学までに何が必要?

入学までに必要なもの

晴れて進学先が決まったら、進学に必要なものを揃えていきます。

パソコン、入学式用のスーツ、靴、カバン、

一人暮らしをする方は生活に必要な家具、家電を揃えます。

ちなみに入学までに我が家が揃えたものです。

  • 敷金・礼金 105,392円
  • 生協加入 22,000円
  • 保険 6,000円
  • 入学式用スーツ一式 45,449円
  • 生活用品・家電 161,204円
  • 引越費用 19,609円

その他、テレビ、電子レンジ、炊飯器、冷蔵庫、洗濯機などは親戚のところからもらったりしました。

敷金礼金も、九州の地方の大学でしたので、かなり安くすんでいます。

引っ越しも、レンタカーを利用して自分で荷物を運んだので費用を抑えることができました。

新しい生活は何かと物入りです。

すべて新品で揃えてあげられたらいいのですが、できない場合には

親戚からもらえるものがあったらもらったり、

リサイクルショップなどを利用したりして費用を抑えることも一つの方法です。

奨学金はいつ手続きをするの?

高校生の間に奨学金を申し込んでいた方は

入学後に「進学届」を大学に提出して手続きをします。

最初の奨学金はすぐには振り込まれず、およそ3ヶ月後くらいに振り込まれます。

そのため、最初の奨学金が振り込まれるまでは、親の負担もちょっと大変になります。

奨学金を利用する方は最初大変ですので、その分の資金も準備しておきましょう。

高校生の間に奨学金を申し込んでいない方でも

入学後、奨学金を申し込むことは可能ですので、

学生課に問い合わせてみましょう。

また、今は奨学金を利用しなくても大丈夫な方でも4年間の間に

何らかの予期せぬ出来事により保護者の収入が激減したりすることもありますので

使わなくても、借りておいた方がいいと思います。

これまでに東日本大震災などの大きな災害が起こった時や

今回のコロナウイルスの感染拡大などの影響で

保護者の収入が激減したときには

日本学生支援機構の家計が急変したときの緊急の奨学金の利用が可能になりました。

ただ、その時に申し込んでもすぐには振り込まれません。

そんなときにすぐに利用できるように奨学金を借りておき、いざという時に使う方法も一つの手です。

もしも、4年間使わなかったらすぐに返還すればいいですよね。

まとめ

ここまで、我が家の体験談も交えてお金のことを中心にお伝えしてきました。

試験を受けるのはお子様ですが、

受験は家族で乗り越えるものだと思います。

残り少なくなってきましたが

お子様の健康管理に細心の注意を払い

時には一緒に悩んだりしながら

家族で乗り越えていきましょう。

お役に立ちましたら嬉しいです。

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この記事を書いた人

新田 真由美

新田 真由美

福岡のファイナンシャルプランナー。生損保保険代理店に勤務し、主に生命保険の保全や給付金請求を担当。FP資格取得後は、自身の経験から子育てに必要なお金の相談と起業・副業女性の相談をメインに活動しています。